2009年11月18日水曜日

ShINC.PRIZE2009展

今日から始まったギャラリー・コスモスでの展覧会。

昨日作品搬入をして初めてこの展覧会の趣旨がわかった次第。前回の写真売りましょ買いましょ展の参加作品の中からShINCのメンバーがノミネートした22名の写真家の作品を展示して、その中から入場者による投票でグランプリを決める、というものだった。

僕の写真はShINCのメンバー他の参考出品ということだった。

主催の五味彬氏は自分の中でどんどん発想が進む人なので、他のスタッフがよくわかっていないところもでてくる。

オープニングパーティの後近くのバーで五味さんと話していて、わかってきたことは、彼が写真を通じて世界を発見することを子供のエデュケーションプログラムとして開発しようとしていることだった。

五味さんとの飲み話はとても面白くてつい夢中になる。若造の時に、原宿のNOWと言う喫茶店にいたキキという女の子にあこがれて勇気を出して入った、と言う話を聞いて、なんだそれ僕と同じじゃないの、と思わず一昔前の好奇心いっぱい、背伸びをいっぱいしていた時代がまぶたに浮かびあがってきた。

ShINC Prize展 11月17日~29日 ギャラリーコスモス 11月29日19時〜クロージングパーティ



今回はSkyEarthシリーズも展示。上の作品は池谷友秀さんの水中シリーズ。
福福星シリーズはハーネミューレ・フォトラグブライトホワイトとピクトランメタルでプリントした物を2点ずつ展示した。ドル安なので、1点68250円。右の作品は横木安良夫さんの作品。

2009年11月13日金曜日

ヨコハマフォトフェスティバルが始まります。

いよいよヨコハマフォトフェスティバルが動き出しました。

来年1月13日から17日までの5日間、横浜赤レンガ倉庫1号館でキックオフイベントが開催されることになりました。

まだ財政基盤もなく、オーガナイズに関わってくれる人たちと参加要請に快く応じてくれる方達のボランティア活動に支えられてのささやかなスタートとなります。

ゆくゆくは行政にも、企業にも応援してもらいたいのはやまやまですが、ことお金に関して今はどこも貝のごとく口を閉ざしています。

それとは裏腹に今、写真家や写真愛好家のモチベーションはとても高い時期にあると思います。

ぜひ、日本にアルル級のフォトフェスティバルを実現するためにたくさんの方からの応援を期待します。

アルルの予算はおよそ5億4千万円です。1人5000円の年間サポートで10万人の人が応援してくれると、毎年の開催が可能です。アルルの入場者がおよそ6万人。

カメラ大国である日本で、どれだけの人がこのプロジェクトを応援(入場)してくれるでしょうか。

21 世紀は個人パワーが花開く時代です。これだけ、時代のパラダイムが急激に変化しているときには組織の力で対応するのではすごく時間がかかってしまいます。AppleやGoogleが面白いことができるのも個人の発想がベースになっているからです。

思いついたことをすぐに実行に移せるのは個人だけです。

面白い時代だと思いませんか。ヨコハマフォトフェスティバルも箱物ではなく、個人の発想が集まってつくりだす有機的なイベントになっていくはずです。

ヨコハマフォトフェスティバルウェブサイト