2010年のミーティングプレースの募集は2009年の7月だった。ミーティングプレースはヒューストンフォトフェストの期間中のメインイベントになる。
フォトフェストは2年に一度のお祭りなので次回は2012年。今年の募集は6月1日からということで2009年よりも早くなった。
ミーティングプレースは4つのセッションのコースがあり、それぞれレビュアー陣が異なる。参加したい写真家はまず、応募してから抽選結果を待つことになる。参加出来ることになったら、どのセッションに参加するかを決めて参加費を振り込めばミーティングプレースへの参加が確定する。
一つのセッションに参加するレビュアーは約50人位。参加が決まると,見てもらいたいレビュアーの順位を1〜25番までつける。
2010年のセッション1では18名のレビュアーに見てもらうことになった。4日間で1日4人から5人のペースのレビューをこなすことになる。
2010年の参加費は820ドルだった。円高がいつまで続くかわからないが、ともかくも今は日本から参加することは円高の恩恵がある。
正規のレビュアーの他にもフローティングレビュアーというレビュアーがいてレビューの合間にもそうしたレビュアーにみてもらったり、次のセッションに参加するレビュアーがいるのをみつけて、みてもらったりすることもできるし、セッションの終わったあとにも人気のあるレビュアーに並んでみてもらうこともできる。
その他にもセッションとセッションの間の日程にマリー・ヴァージニア・スワンソンなどのワークショップも用意されている。2010年の時はスワンソンのワークショップで写真家のプロモーションにウェブをどう使うか,というテーマでおよそ1日の長いワークショップが開かれた。
ポートフォリオレビューが終わると、参加した写真家はバスツアーでヒューストンの街の各所で開かれている写真展のレセプションやパーティなどをみてまわることができる。そのあとは,市内のレストランの集まっている場所におろしてくれて、そこでディナーをとることになる。アメリカのたいがいの都市のようにヒューストンもとても広い街で移動の手段はクルマなのでこのバスツアーに参加することで効率的にフォトフェストを楽しむことができるようになっている。
開催場所はダブルツリーホテルの会議室で、参加する写真家もレビュアーもたいがいここに宿泊することになる。ディナーから帰ってきたあともホテルのロビーやバーでレビュアーと写真家が具体的な仕事の話をしたり、談話をしたりとレビューのある期間はほんとうに忙しい。
ヒューストンへのアクセスは,サンフランシスコ経由かロサンジェルス経由になる。僕の場合は夕方便で出発して同日の夕方にヒューストンに着いた。サンタフェのようにアルバカーキからバスで移動というようなことはないのでアクセスは比較的楽だと思う。
最初のセッションの前日にはウェルカムパーティが開かれる。
参加する写真家はこのネームタグをつける。
レビューの交換を求めるボード。
レビュアーの机の番号を知らせるボード
レビューの時間は8時30分から12時30分までと1時15分から4時45分まで。
会議室の前にはブックショップが出来る。
ここでも写真家同士でお互いのポートフォリオを見せ合う。
プラネットアース展に一緒に参加することになったElain Duigenan。
レビュー風景。
ニューヨーク、チェルシーのギャラリスト、ブライアン・クランプ
ニューヨーク、チェルシーのギャラリスト、ウィリアム・ハント
大きい作品を見せるスペースも用意されている。
マリー・ヴァージニア・スワンソンのレビュー
サンタバーバラミュージアムのキュレーター、カレン・シンシャイマー
ヒューストン・ミュージアム・オブ・ファインアートのキュレーター、アン・タッカー。僕はよく知らなかったのでみてもらわなかったのだが、あとで川田喜久治氏から、彼女が川田氏の最大のコレクターだという話を伺って悔しい思いをした。
カナダの写真家。川田喜久治氏を信奉している。写真の感じも、なるほどと思わせるトーン。海外の写真家で川田氏の影響を受けた人をはじめて見た。
韓国の写真家Yi Hyuk Jun.
北京の写真家。Peikwen Cheng
スーザン・スピリタス・ギャラリーの人気作家であるスーザン・バーンスタイン。彼女は現在知名度もあるし、作品も売れているが、それでもポートフォリオレビューに参加して新しいマーケットを開拓し、アートフェアにも出かけていって自らの作品解説をコレクターに熱心にする。他の写真家には気軽にアドバイスをすることにも熱心だ。渡邊博史さんも彼女の姿勢には頭が下がる,といっている。
一般の人に公開されるオープンポートフォリオナイトもある。
地元の中学生か。熱心に見ている。
志鎌猛さんはフォトフェストのディスカバリーという新人の写真展に前年参加して招待されての参加。プラチナプリントの作品にひきつけられている人がたくさんいた。
ピンク&ブルーの作品が有名な韓国のJeongMee Yoon
レビューサンタフェに参加していた写真家も多く見かけた。たいがいウエストコーストの写真家なので、フォトLAでも再会して顔なじみになっていく。
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