入り口はせまいかんじだが、懐が深い構造で奥にずっと広がっていて各ギャラリーを回るだけでも結構な時間がかかる。
ここに二つのフォトギャラリーがあるので、いってみた。一つはm97 GalleryでオーナーはSteven Harrisさん。ちょうどオープニングパーティをやっていて三人の写真家の展示をしていた。どちらかというとコンセプチュアルなものが中心だった。
もう一つはOFOTO Gallery。ここのオーナーはLuo Yongjinさん。ギャラリーを入るとすぐに目につくのが今年のアルルのDiscovery AwardにノミネートされたYan Yongliangの作品。上海の高層ビルや建築中のビルをコラージュして山水画風にまとめ上げたものすごくこった作品だ。
中国の写真家の作品は見たところ本当に多彩だ。ストレートなものから合成しまくったようなものまでいろいろある。フレーミングを丸くしたり変わったフレーミングにした作品も多い。
”Photography Reborn"というデジタル写真を紹介した本で見たDaniel Leeの作品も奥の方にあるギャラリーでみかけた。人間の顔が動物の顔になっている作品群でH.G. ウエルズのドクターモローの島を思い出してしまう作品。見ていると背筋がゾクゾクしてくるが、どうしても気になってカタログを買ってしまった。
M50のようにギャラリーが一カ所に集まっているのはとてもいい。東京だと一日にいくつかのギャラリーを回るのはとても大変だがこのように集まっていれば、ついでにいろいろと見ることができる。
おそらく販売面を考えても、また海外などからのお客様を迎えることを考えても合理的なシステムといえるだろう。















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