アルルにはヨーロッパ各地、アメリカからたくさんのレビュアーがきている。レビュアーを選ぶときにいろいろな国の人を選んだ方がいいというアドバイスを渡部さとるさんや2Bの方たちからアドバイスをいただいていた。
レビュアーの価値観は人によって千差万別なので、いろんな国の人を選ぶということはいろいろな価値観と接することができるので一つの選択肢として重要だと思う。
さらに言えば、欧米の写真マーケットは単一ではない。様々な種類の写真マーケットと写真家が存在している。だから自分の写真をどのマーケットに売り込むのか、どのマーケットが自分に向いているのかを考えてレビュアーを選ぶことも必要になってくる。
一枚一枚が美しい風景を撮影している写真家であれば、ギャラリーで売る写真に向いているだろうし、社会問題をテーマにしたドキュメント性のある写真であれば出版社や雑誌社にアプローチするのがまず一番目に考えられる。
もちろん境界線が明確にひかれているわけでもないし、レビュアー一人一人の個性と好みもあるから、自分の写真に興味を持ってくれる人がどの人なのかということをかぎ分けるのはなかなかむずかしいだろう。
できれば一回のポートフォリオレビューだけではなく、経験を重ねていきながら欧米の写真マーケットの人脈をつかんでいくことが大事なのではないだろうか。
以前知り合いのアーティストにどうやってアートだけで食べていくことができるのですか?と質問したことがあるのだが、その人の答えは、僕の活動を支えてきてくれたのは3人の人が自分の作品をコンスタントに買ってきてくれたことにつきる、という答えだった。
自分の考えを世の中に伝えていくのに、まず3人の賛同者を見つけることが重要だという話もある。3人の人に自分の情熱を理解してもらうことができればその人たちが他の人にも伝えていってひろがりをもっていくというのだ。
ポートフォリオレビューでもまずは一人の理解者との出会いがとても重要なのではなかろうか。そして幸運にもその理解者と出会えたならば、誠意を尽くしてその人と長くつきあっていくべきだろう。
なにせ世の中にはくさるほどの様々な価値観が併存しているのだ。一人のレビュアーにくそみそに言われたからといって落ち込む必要はないし、いろいろなアドバイスを逐一聞いてそれにあわせようとしていたら自分の作品の特徴はなくなってしまう。
自分を受け入れてくれるマーケットを選別しながらも、自分のオリジナリティを磨きあげていくことがとても大事だと思う。
セリーンが選んだレビュアーのRobert Berman さん。ついでに僕のポートフォリオも見てもらったら福福星をえらく気に入ってくれた。どうも前日見てもらったHossein Farmani氏からも聞いていたようだ。後日レビューの帰りに通りかかったカフェに彼がいて、呼び止められて今ロンドンのギャラリストの友達が一緒だから彼にも見せろと紹介してくれた。どうもレビュアー達は仲間同士であの写真家のはどうっだったとか仲間内でいろいろ情報交換して楽しんでいるらしい。レビュアーの価値観は人によって千差万別なので、いろんな国の人を選ぶということはいろいろな価値観と接することができるので一つの選択肢として重要だと思う。
さらに言えば、欧米の写真マーケットは単一ではない。様々な種類の写真マーケットと写真家が存在している。だから自分の写真をどのマーケットに売り込むのか、どのマーケットが自分に向いているのかを考えてレビュアーを選ぶことも必要になってくる。
一枚一枚が美しい風景を撮影している写真家であれば、ギャラリーで売る写真に向いているだろうし、社会問題をテーマにしたドキュメント性のある写真であれば出版社や雑誌社にアプローチするのがまず一番目に考えられる。
もちろん境界線が明確にひかれているわけでもないし、レビュアー一人一人の個性と好みもあるから、自分の写真に興味を持ってくれる人がどの人なのかということをかぎ分けるのはなかなかむずかしいだろう。
できれば一回のポートフォリオレビューだけではなく、経験を重ねていきながら欧米の写真マーケットの人脈をつかんでいくことが大事なのではないだろうか。
以前知り合いのアーティストにどうやってアートだけで食べていくことができるのですか?と質問したことがあるのだが、その人の答えは、僕の活動を支えてきてくれたのは3人の人が自分の作品をコンスタントに買ってきてくれたことにつきる、という答えだった。
自分の考えを世の中に伝えていくのに、まず3人の賛同者を見つけることが重要だという話もある。3人の人に自分の情熱を理解してもらうことができればその人たちが他の人にも伝えていってひろがりをもっていくというのだ。
ポートフォリオレビューでもまずは一人の理解者との出会いがとても重要なのではなかろうか。そして幸運にもその理解者と出会えたならば、誠意を尽くしてその人と長くつきあっていくべきだろう。
なにせ世の中にはくさるほどの様々な価値観が併存しているのだ。一人のレビュアーにくそみそに言われたからといって落ち込む必要はないし、いろいろなアドバイスを逐一聞いてそれにあわせようとしていたら自分の作品の特徴はなくなってしまう。
自分を受け入れてくれるマーケットを選別しながらも、自分のオリジナリティを磨きあげていくことがとても大事だと思う。
スイスのWalter Keller氏。セリーンのレビューでは選んでいなかったが、昼休み前に見てください、と交渉してみてもらうことができた。
渡邉博史さんも9月にスイスで個展を開くギャラリーのオーナー家族と一緒にアルル入り。ギャラリーのオーナーにレビューに参加した写真家で気に入った人はいたか、と渡邉さんが質問したところ4人の写真家の名をあげてその中にセリーンが入っていたそうだ。そんなわけでセリーンはこの方にポートフォリオを見ていただいた。
ロンドンに新しくギャラリーを開設したLauraさんにポートフォリオを見せている渡邉さん。これもイレギュラーのレビュー。ブックマットされたポートフォリオになっている。渡邉さんクラスになるとなんだかレビュアーのほうがあなたのポートフォリオを見せていただいて光栄です、というかんじに見えてくる。彼女のボーイフレンドが猿が好きだということで渡邉さんの猿のポートレート集をうるうるしながら見ていた。
レビューを待つ写真家のためのテーブルがあるのだが、ちょっと少なすぎる。他になごめる場所が近くにないのが残念だった。レビューに参加した写真家同士ポートフォリオを見せ合うことがとてもしにくい。写真家同士がポートフォリオを見せ合うことは勉強にもなるし、他の国の写真家と知り合って情報交換するのはとてもためになる。レビューサンタフェでは多くの写真家と知り合えたし、他のレビューの情報交換もできた。
アルルでは、日本人の写真家たちの他には、レビュー時間を譲ってくれたノルウェーの写真家としか知り合えなかった。彼の写真はとてもおもしろかったし、彼が作っている手作りの小さな写真集もよかった。後でお互いの写真を交換しあおうと約束した。
レビューの報告楽しみにしていました。
返信削除時間外にもレビューしてもらったんですね。凄い、アグレッシブ。
レビュー会場は去年と同じ建物ですね。端っこの明るい所ですね。去年より良いかもしれません。
しかし、あいかわらずテーブルやイスが少ないのは良くないですね。
カフェは、ありましたか?待ち時間に一息つきたい時に気の利いたカフェがあると助かるんですが、去年もちょうど良いカフェがなくて不便でした。
保坂です。
返信削除去年はカフェがあったのですが・・・、コーヒーも満足に入れられないおばちゃんが店番だったのも思いでです。
#来年、いけるかなぁ。
バー・カフェは少し離れた建物にありましたよ。デッキチェアがいっぱいおいてあって、渡邉博史さんはよくそこでねそべってました。
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