日本からアルルまでは結構時間がかかる。僕の選んだルートはまずエールフランスの深夜便でパリまで13時間30分かけてのフライト。早朝の4時過ぎにシャルルドゴール空港に到着し、そこからタクシーでリヨン駅まで行って駅で朝食をとって4時間半ばかり待つ。9時42分発のTGVに乗ればアルルまで乗り換えなしでいける。
リヨン駅では列車の発車20分前にどこのホームから出るか、電光掲示板に表示が出るのだが、アルル直行便は僕が待っていた場所よりもずっと奥のほうの別のホームから出るということがわかってあわてて荷物を持ってドタバタと移動。フランス人は掲示板に示される前からわかっているようでほとんどの乗客がすでに席に着いていた。やれやれだ。
アルルに到着したのが、午後1時38分。
ここまででもかなり疲れるのだが、今年は不運というかラッキーというのか、ツールドフランスにぶつかってしまい、アルル市内は車の通行が出来ない状態だった。
アルル駅に着くと、アルルの関係者が一人待っていてタクシーは使えないからアルルに参加する人は歩いてホテルまで行きましょうと先導してくれることになった。
なんかのっけからかなり疲れそうだなぁ、と思いながら荷物をころがしてアルル市内までとことこと歩いていく。駅から市内の中心地まではそれほどの距離ではない。荷物がなければどうということのない距離だ。
僕が予約していたアトリウムというホテルは市内の中心地から少し離れたところにあったのでそこまでがんばって歩いた。
ホテルについてチェックインしようとすると、ツールドフランスの影響でリネンが運べない。部屋のセットアップが出来てないのでチェックインできないよ、という話。おいおいいったいどのくらい待てばいいんだよ、といっても、さあね、というかんじで要領を得ない。
東京の家を出てから28時間くらいたっているので、シャワーを浴びてさっぱりしたいところなのだがどうしようもないので、フォトフォリオレビューの会場まで行ってみることにした。会場はパルク・ド・アトリエというだだっ広い会場でホテルからは10分くらいの距離。まだ用意が出来てないで関係者がうろうろしていた。
ホテルのちょうど前のヴィクトルユーゴー通りをツールドフランスが通ることになっていて通りのまわりは観戦する人でいっぱいになっている。ただいつやってくるのかはわからなくて、先導の車らしきものがたまに通ったりするがあとはなにもなし。しょうがないので、通りのそばのカフェで一息つくことにする。
ビールを飲んだり、小腹が空いたからフライドポテトを食べたりしてなんだかんだしているとやっとツールドフランスご一行さまがだぁーっと駆け抜けていった。あっという間だ。
やれやれこれでやっとチェックインできるんじゃないか、というところまできて部屋にはいれたのがもう6時過ぎだった。
明日の朝一番からレビューだというのにのっけから疲れる要素が多すぎる。
おりしも今年のヨーロッパはえらく熱いという評判ではたして昼間はカンカンの日照りで30度をすぐにこしてしまう。
遅い夕食をすませてベッドにへたりこんだらあっという間に眠りに落ちた。
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保坂です。
返信削除去年、アルルに乗り込みました。
毎年、ツールドフランスに近いのですよねぇ。
#去年の後日談、ちょうど僕らがアルルに行った時、原発から川に廃液漏れがありました。f(^^;
フランスは原発国ですよね。TGVの車窓に独特の建物が映るのもお国柄ですね。
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