2011年4月15日金曜日

福福星クロージングパーティ

戦国時代の人々はどんな日常感覚を持って生活をしていたのだろう。茶の湯や屏風絵、すぐれた工芸品や着物まで安土桃山時代にはすばらしい美術工芸品がたくさんある。当時の日本人の心はまことにゆたかだったにちがいない。

戦国の武将や姫君たち、そして農民にいたるまで常に死と隣り合わせの日常であったことも確かなことだろう。いつ戦いで死ぬことになるのか、突然の災厄も多くあったことだろう。

しかし毎日びくびくとおびえて生活していたのではないことは確かだ。そんな心の状態で数々の優れた美術や服飾品までつくりだせるわけがない。

心の底の底にある死への覚悟があってこそ、今日の平安な時を楽しみ、いつくしむことができたのではないか。また美への感覚も鋭くなっていたのだろう。

3.11以降、僕たちはまたそうした感覚をもちはじめているかもしれない。福島の原発はまだ最悪のシナリオになる可能性も秘めているといわれる。東海直下型地震におそわれると浜岡の原発事故を招き、本州全域が高い放射能による管理地域になってしまう可能性をシミュレーションする学者もいるという。

死や災厄と向き合いながら現代の日々をどう生きるのか。美というものをどのように呼吸するのか。今という時間をどう楽しむのか。

さて、福福星の日本でのプレゼンテーションがなかなかできないでいるなか、撮影をさせてもらっているTokyo Decadanceの主催者アドリアンのはからいで新宿デカダンスバーでカジュアルな展示をおこなっています。

来る4月17日午後6時から11時までクロージングパーティを行います。ぜひおいでください。詳細は以下の通りです。

永田陽一・福福星展クロージングパーティ @ デカダンスバー
4月17日(日)午後6時〜11時
場所:デカダンスバー(新宿キリストンカフェ内 2階)
エントランスフリー

4月1日からデカダンスバーに展示していた福福星写真展も17日までになりました。いよいよ最終日にはドレスアップパーティを開催します!!
ステキ〜!オドロキ〜!なコスチュームで来てくれた人を永田陽一が撮影。
そしてベストドレッサー賞・ワーストドレッサー賞各1名様にはTokyo Decadanceスタッフみっちーさん(本職はお菓子職人の)の豪華特製ケーキをプレゼントします。

また、この日、福福星のオリジナルプリント(A2サイズ・エディション15)のご購入予約をしてくれた方には豪華ワインプレゼントあり、そしてTokyo Decadanceの人気者たち (アドリアン、ポルコさん、コッコちゃん、シセンさん、セリアさん、ローリーさんなど )のプリントオークションも予定しています。
プリントオークションの売り上げは全額東日本大震災の被災地への義援金にします。

MCはポルコちゃんですよ。ぜひもりあがってください。

ドリンク・フード:チケット制 1000円-2チケット 3000円-7チケット
ドリンク:1チケット 機内食:2チケット
その他デカダンスバー名物たまごせん、デカビール、デカアイス、虫のおつまみ??など不思議なメニュー盛りだくさんです。

新宿区新宿5-17-13 オリエンタルウェーブ 8F新宿キリストンカフェ内 伊勢丹メンズ館向かい
03-5287-2426

新宿キリストンカフェ

デカダンスバー



ニューヨークに住む写真家厨屋雅友さんの奥様が知らせてくれたユーチューブ。厨屋さんは9.11の惨事に遭遇してニュージャージーの自宅から貿易センタービルの写真を撮影している。

【大切な人に伝えてください】小出裕章さん『隠される原 子力』


福島第一原発事故:小出裕章2011.4.12